新年度用の保育園に提出する「家庭状況調査票」に
長所と短所を記入する箇所があります。
ブライアンに息子の短所は何かなと聞いたところ
大人ならまだしも、幼児に「短所」を
指摘する必要はない!と
強く主張されたので(しかも長い主張。)
「特になし」と
書いて提出したスタッフのあかねです。
おはようございます。
さて、そんな息子ですが本日誕生日を迎え4歳になりました。
今回の更新は完全に個人的な内容ですが
(いつもだって?すいません)
良かったら読んでください。
難産の果てに息子はうまれました。
呼吸障害で仮死状態でした。
その年は桜の開花が早くて
出産後、入院している病室の窓から
はなびらが風に吹かれて
どんどんどんどん散っていくのが見えました。
散ってゆくはなびらが、息子の命のともしびを
表しているようで愕然としたのを覚えています。
その体験の衝撃の大きさと子育てへの不安が募りに募り
産後私は長く体調不良で
心身ともに前のような状態に戻るのには
長い時間がかかりました。
その間私達は周りの人に助けてもらいながら
3人でそれこそ、本当に「1日1日」生きてきた気がします。
周りの笑顔で子育てをしているママたちを見ると
自分が欠陥人間に思えて心底落ち込んだものでした。
そんな中で幸いにも出生後の経過が良かった息子は
順調に発育していき
手を握ったら握り返してくれ
微笑むと微笑み返してくれ
体をすりながら私達の方へ移動できるようになり
手を広げれば歩いて私達の胸に飛び込んでくるようになりました。
とにかく毎日必死だった私はその頃の季節の移り変わりが思い出せない程ですが
息子は季節の巡りとともに大きくなり
身の回りのすべてに興味を持ち
ボールのように弾みながら今は毎日生活しています。
私達3人の間にこの4年間で起こったことは一体なんだったのだろう
と思います。
夢の中にいたような気もするし、
一瞬一瞬が今でも匂いや感触やその時の気温を伴って
思い起こさせるほどリアルに感じられることもあります。
私とブライアンは、「一つの命を家族に迎え入れること」を
命をかけてやってきたような気がします。
そして、勤めていたときは、本当に休みがとれず
その窮屈さに限界をブライアンは感じはじめていました。
息子が生まれる前も生まれた後も
幾つも大きな決断をしましたが
一昨年の秋頃
ブライアンが
「僕は独立して自分で英会話教室を始めたい。」
と言いだし
いろんなステージが今までもあったけど
これで本当にまた新しい人生のステージの幕開けなんだなと
思いました。
私もブライアンもずっと福祉、教育分野で働いてきていたので
ビジネスのことは全く分からないし、
私はブライアンのビジョンを形にするための翻訳や通訳が
たくさんあり、そのころはまだ私は私で外で働いており
開校前は休みごとに開校準備に追われ、何が何だかわからないまま
去年の3月31日に、刷り上がったばかりのパンフレットを
持って、夕方からポスティングをしました。
そして1年間教室を運営してきて
本当にたくさんの生徒さんに来て頂き
素晴らしい出会いが多くありました。
生徒さん一人一人の英会話教室に来るまでの人生の
ストーリーがあって、
お子様方を教室に通わせたいと思って連れてきてくださる
ご両親にも本当にいろいろな思いがあって・・
お話を聞くたびに数ある英会話学校の中から
この教室を選んでくださった感謝の気持ちと
一人一人の生徒さんたちを大事に、
この教室に来た時にはポジティブな時間が過ごせるように
してほしい!と願う私とブライアンの気持ちは日増しに強まりました。
大手の教室ではできるようなことが私達の小さな教室では
できないです。
気持ちをこめて
ブライアンが一人一人の生徒さんのことを考えている
ということが伝わってくれればこんなに嬉しいことはありません。
本当に本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
四月から又教室でお待ちしています。
そして息子ちゃん、お誕生日おめでとう!!