三島での英語レッスンなら「ブライアン英会話教室」

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雲の合間から射した光が窓の水滴を照らして輝いている。

雲の合間から射した光が窓の水滴を照らして輝いている。

人生は不平等だね。
色々と起こる人生の不都合に感謝だねえ。

とお友達がLINEしてきて涙が朝からとまりません。彼は去年脱サラして夫婦で西伊豆に引っ越して有機農業を始めようとしています。その人生の大きな選択を私本当に尊敬しているのです。偉い!これから日本の農業がもっともっと苦しくなっていくけど、志をもって飛び込んでいく勇気と知恵と豊かな心に感服です!支えてるパートナーのAちゃんもほんとすごい!今はくぬぎの木を切り倒してしいたけの原木を作ってるそうです。周囲にすぐ家がなくて高齢の人ばかりの過疎地域での新しい生活。こないだ遊びにいったときは背丈以上に生い茂った雑草をガンガン抜いておりました。竹林の竹を切って息子君に竹馬も作ってくれました。昨日は農業委員長とか地域振興課の課長とかの有志の集まりに招待されたと言ってましたが、あんなに気立ての良い若い夫婦が地域に移ってきたら自治体は嬉しいでしょうなあー。くじけることも悩むことも田舎ならではの人間関係に悩むこともあるでしょうが、美しい心を貫いてほしい。地域の輝く星になるんじゃないかと思います。がんばれーーー!全力応援。

 さて今日は息子君とシドニー在住のアンソニー(70歳)の不思議な関係のお話です。アンソニーはブライアンのとても仲良しのお友達で息子君が生まれたのち、ブライアンが「アンソニーに息子君のゴッドファザーになって欲しい」と言い出して私は「ああー又変なこと言い始めたー。」とげんなりしたのを覚えています。ゴッドファザー、もしくはゴッドマザーは日本語では「代父母」と言い、キリスト教の伝統で洗礼を受けるときに立ち会い、その後の人生でもその子どもの導き手になっていくという人間関係(らしい)です。非常にざっくりな説明ですが。一応信仰の導き手を担うというのが伝統だったようですが今日ではその色合いはずいぶん薄く、ほとんど形骸化しているようです。一応ブライアンもブライアンのお兄さんの娘たちのゴッドファザーなのですが特に何もしていないですしね。でも、たまに洋画みてるとこの「三大よくわからない西洋(主にアメリカ)のお祝い文化」である
1、ハイスクール・プロム
2、結婚式のブライズメイド・グルームズマン
3、ゴッドファザー、マザー
が出てきて、大体みんなそれに携わってる人たちは始めは
「I am so honored!」
選んでくれてとっても光栄だわ!
とか「俺はお前を選ぶと思ってたよ。役は全うするから任せてくれよ。」
とか言ってるのですがなんか事件が起きたりして結局うまくいかなくて「ストレスフルだわ・・。」「俺にその資格があるのかな。」
とか言い出す始末でそんなに面倒くさいならやめちゃえばいいのに。と観ている私は毎回無責任に思うのです。あれだよね。日本の自治会とかPTAとかもそうですけどね。やめちゃえばいいのにとかそれだけの問題じゃないですからね。
とにかく、ブライアンがどうしてもアンソニーに息子君の人生に濃くかかわってもらう人になって欲しいと強く強く希望したので息子君が1歳になった時にアンソニーと話しました。ブライアンがアンソニーをどれ程信頼していて敬愛してるか伝え、息子君とかかわりを持ってほしいとお願いしたのでアンソニーは
「That is my honor!」
光栄だよ。と言って受け入れてくれました。ありがたやありがたや。そして定期的に手紙やカードや絵本を送ってくれるようになりました。こちらからも写真と手紙を送ります。そして先日又新しくアンソニーから息子君にカードが届きました。

↓今回はカード型の絵本でした。イラストが可愛らしい。
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シールが付いてます。アフリカにすむ女の子がニワトリを手に入れて卵を産んでもらってその卵が学費になって学校にいけるよーというお話でした。

↓玄人好みのアンソニーのハンドライティング
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カードの裏にはメッセージ。こうやって息子君の人生に親戚ではなくて、定期的に深くかかわってくれる人の存在は実際に体験してみるまではその意義深さとかかけがえのなさとかはわかりませんでした。息子君はまだアンソニーに会ったことはないけれど、いつか実際に会える日が来ることを心から願っています。ちなみにこのカードはオックスファムという国際協力団体のものです。ざっくりざっくり言うとユニセフみたいな。イギリス発祥のものです。日本ではあまりなじみはないですがオーストラリアでは各地にお店があってフェアトレード商品が売ってたりします。ちょっとした贈り物をするのに最適な感じの。発祥の地イギリスでは一つの地区に一つのオックスファムって感じくらい店があります。あ、田舎にいくともっと少ないとは思いますが誰でも知ってる団体です。そしてオックスファムの運営するチャリティーショップというものがあってですねそこで人々が不要になって寄付したものが売られています。そして売上金はオックスファムの活動資金にあてられるわけです。

↓街中に出現する

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こんな感じの靴とか服とか入れるためのバカでかいオックスファムのこれはなんていうのかな、コンテナかな?が街のいろんなところにあります。イギリスにはオックスファムの他にもすごくたくさんの団体がチャリティーショップを運営していて完全に人々の生活の一部になっています。不要になったものはチャリティーショップへ。皆どんどん寄付します。この「ものを回して使う」精神はさすが築100年以上の住居を直しながらいつまでも住んでいる人々だなあと思うのです。とっても素敵なライフスタイルだと思いました。私はロンドン滞在中にこのオックスファムのチャリティーショップめぐりに目覚めました。休みの日はネットでロンドン中のオックスファムのチャリティーショップのロケーションを調べてバスを乗り継いで乗り継いで知らない地域へ出かけていきました。そしてブライアンに「それゴミなんじゃ。」という冷たい視線を投げかけられても一切気にせずせっせと古い燭台やらビンテージのワンピースやら古いキルトで作られたクッションカバーやら50年以上前のクリスマスカードのセットやら取っ手のとれた籐のかごやらを買いまして、「え、ごみ持って帰るの?」というブライアンの無言の訴えも無視して全部日本に持って帰ってきました。でも今でもオックスファムで買った釉薬が垂れたままになっている古いコーヒーカップをキッチンで見ると幸せな気分になるので持って帰って来て良かったなーとしみじみ思っています。
イギリスを訪れた際このオックスファムのチャリティーショップを見かけたら是非行ってみてください。オススメです!

 ふう。薄墨を流したような色の空から激しく雨が降り出しています。雨が降ると「空も泣いている」とかすぐに思ってしまう私の一週間がまた始まりました。今日は4年に1度の2月29日、英語ではleap dayと言います。
明日もう弥生の扉が開きます。春の足音が一雨ごとに近づいてきますね!すぐそこに来ていますね!どうぞ良い一週間をお過ごしください。今週も教室で皆さんをお待ちしてます!

 

 

 

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