前回記事の続きです。
成田空港から13時間、ワシントンD・Cで乗り換えです。
ここが到着地だったらどんなに良いかと思います・・・が!
この後又3時間のフライトが待っています。
ワシントンで入国手続きをすませ
次のフライトまで3時間あったのでまったり待つことに。
空港のバーでついにオレンジ色に輝く
おいしいビールを飲みました。
次のフライトが割とすぐなので
食べ物は軽めにしようということで(この決断は間違いだったのですが)
ナチョスを頼みました。
これ・・ナチョス?
初めて食べたワッフルカットのフライドポテトのナチョス。
カロリーは恐ろしいので知りたくありません。
しかも一番大事なサルサソースがかかっていない
ではないですか。
これでナチョスを名乗っていいのでしょうか?
でも、ビールにはとてもあいます。ので巨大なグラスの
ビールを2人で2杯ずつ飲み干し
いいねいいね、ホリディだね、などと言いながら
ロビーに戻りました。
軽く酔いが回っているので
このまま飛行機に揺られ、気分よくニューオリンズにつけると良いなー
なんて思ってうとうと。
そして搭乗時刻15分前に
突然UNITED航空のカウンターのクルーが
「時間が遅れます。出発時刻は1時間遅れになります。」
と放送しました。
ロビーのニュースで悪天候を伝えていたのでそれほど驚かなかったのですが
既に13時間のフライトを終え、空港で乗り換えを3時間ほど待っていた
私たちは
「だああああ」
となりましたが何を言ってもしょうがないので
おとなしく待つことに。
そして30分経過した頃
トイレに行き戻ってくると
ブライアンが<「搭乗時刻がさらに遅れたよ。後30分遅れるらしい。」
というので
「ふーん。」(←大分諦めの境地に達している)
と言ってロビーで横になっていたのですが
更に15分経過したところ又時間が遅れるとの放送が・・。
そのあたりから私たちと同じフライトを待っている人々のいらいらが
MAXに到達し始め
「どうなってんだ!ちゃんと説明しろ!」
みたいな感じで結構な勢いでカウンターのクルーに詰め寄る
一幕もありました。
するとですねその対応をひとしきり終えたクルーが
「私はUNITEDから指示を受けてここに放送しているだけです。
私は時間がなぜ変更になっているのか知りません。
私に答えを求められても答えられません。
今起きていることは私の責任ではありません。
なのでこの先私はもう話しません。」
と放送して黙ってしまいました。
その放送を聞いていた私はアメリカって・・・
ともう何度目かわかりませんが、というか今更かもしれませんが
驚愕したのです。
自分の勤めている会社のサービスに不具合があってカスタマーに
不便が生じていても対応するのは自分の仕事ではないし
私は何も悪くないんだから、私のところに来ないで!
と言って職務放棄してシャットアウトしてしまうそのメンタリティー。
SUGEEEEE
とその潔さに私は感動すら覚えていました。
この人たちは本当に個人なのだなあと
会社を背負ってないのだなあと思いました。
日本だったら会社組織の末端の従業員でも
その組織を背負う状況になったら代表して
謝罪をするのではないかと思うのですが
どうでしょう?
JR/私鉄各社では
列車の遅れに一切の責任のない駅員さんがキレたサラリーマンに
一生懸命謝っているYO!と思っていました。
さて、私たちの横のでっかいおじちゃんはかなり怒っており
Fワードを連発しております。息子君が目を丸くしてみております。
そしてですね、何と5度目の時間変更の後(すでに3時間半以上待っていた)
「このフライトはゲートが変更になりました。これから急いで移動してください。」
という放送がありました。
そこにいた多くの人々が
「What the f***!!」
叫び頭に両手をあげ、天を仰いでいました。
その時には私はもうフライトはキャンセルになるかもなあと諦めていたので
アメリカ人が皆で同じリアクションしてるのを面白おかしく見てました。(←×
さて、文句を言いたいのはやまやまですが私たちは皆
ニューオリンズに行きたいのです。
放送で「急いで移動してください。」
と言われたので皆で移動しました。
空港の一番遠いゲートまで。
でもようやくどうやら本当に飛行機が準備できているらしいということが
わかり皆ほっとしたのですが
本当の地獄はこれから始まるのでした。
長くなったので続きます・・・。