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なら人間合格とはなんだろう。

なら人間合格とはなんだろう。

※このブログは英会話教室のブログですが英会話に役立つことは書かれていません。非常にくだらないことがだらだら書いてあります。よくそんなくだらないことばっか毎日書けるねって感じの内容です。お読みになる方はご了承の上お進みくださいね。
ではどうぞ。

腰を悪くして寝込んでおります。本日も息子君は実家へ。今朝「ぎゃあ!」「いたい!」「あ”あ”!」とか言ってる私を「大丈夫?」と言いながら手を引いて歩かせてくれました。全然かまってあげられなくてごめんね・・。

昨日は太宰治の「人間失格」を読み始め途中で陰鬱になり読むのやめようかと思いましたが結局最後まで読みました。同時収録されてる「桜桃」も読みました。読み終わった後はしばらくボー然としていました。最終盤主人公は世話人に連れられてそうとは知らされずに精神病院に入院させられます。そして放ったこの一言。

人間、失格
もはや、自分は、完全に、人間では、なくなりました

これを読んで「え?今?今、思ったの?」と私はベッドからずり落ちそうになりました。もうわかってたことじゃん?て。←ひどい?散々生きる資格がない、生きる屍だ等自分で言っていて、自らの生の苦しみを紛らわすために幾人もの人生を大きく変えてきて、「入院」がそれを言わすのかと。「精神病院に入院する」という事象の世間的というか社会的(同じか)認知が今とは随分違うのでしょうが、「脳病院に入院した俺はもう人ではない」っていうのがなんとも言えない衝撃を私にもたらしましたね。失格の烙印を押されるのはそこなの?って。

只太宰治にとって生きることは本当に地獄の苦しみだったんだなということはよくわかりました。そしてそれに共感する人がいることも、多くの人が遺された言葉にこの上なく心酔し傾倒することも。

太宰自身がモデルと言われる主人公は、美貌と共に女性を惹きつけてやまない情緒を纏って、生きる苦しみから逃れる誘惑に抗えず女性と酒と薬に溺れていきます。溺れて溺れて堕ちて行っても必ず次の女性が待っている。関わった女性は皆不幸になる。それでも彼を求めている。悲惨だけれど甘美な夢のようでもあります。
作中に出てくる数少ない男性たちは皆主人公を軽蔑しています。そしてきっとそれは読者の目線で、皆このどうしようもない主人公に呆れて、怖れて、でもどこかで羨んでいるのです。私たちの深層に間違いなくある「逸脱」や「非日常」への淡い憧れを発露する主人公への羨望です。ドラッグやって滅茶苦茶な行為を繰り返すロックスターからどうしても目が離せない心理と同じかな。心中未遂を繰り返した太宰が玉川上水で女性と心中したのは39歳の誕生日だそうです。読後は人間の生きる寂しさと苦しさがどうしようもなく押し寄せてそれが切ない胸の痛みに変わります。

(;’∀’) ハッ!

めちゃまじに読書感想文書いちゃった。珍しく顔文字も使ってみました。いやー重かった。まだずーんてしてます。次は旅行記か青春胸キュンラブストーリーにしよう。「君の膵臓を食べたい」てゆー本面白いのかな?ちょっと気になってるんです。
話題の青春小説です。
なんかすっごいくだらないこと書こうと思ってたんですが(←教室ブログだからほんと)感想文書いたら疲れたので今日はこんな感じで。皆さまが腰を痛めることなく良い日曜を過ごしてることを願ってます。明日からまた仕事です。私は出勤できないと思いますが、ブライアンが教室で皆さまをお待ちしています!

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